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『吉田式 球体関節人形 制作技法書』感想・レビュー【プロの制作風景から学ぶ】

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吉田式 球体関節人形 制作技法書 表紙より引用

この記事には『吉田式 球体関節人形 制作技法書』の感想・レビューを記載しています。

本書は、

  • 球体関節人形を作ってみたい人
  • 長年プロで活躍している作家の技が見たい人
  • 植毛でヘアを作りたいと考えている人

にオススメの1冊です。

購入を検討している人は参考にしてみてください。

(`・ω・´)b

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書籍『吉田式 球体関節人形 制作技法書』とは?

著者 吉田良
出版社 ホビージャパン
ページ数 135ページ
発売日 2006/9/16
概要
球体関節人形の草分け的存在であり作家、そしてあの天野可淡の人形写真を手がけてきた写真家でもある吉田良。その吉田氏が自身の人形教室ピグマリオンで培ってきた授業内容がここに完成しました。何度も繰り返して開く事を考慮し、背にはホローバック(広辞苑などで採用される開きやすい仕様)を採用。紙も眼に優しいトーンを選び、教材として、美術書として妥協のない内容となっています。月刊ホビージャパンで連載された内容を大幅に改修、追加し、今までになかった“資料性”を重視した人形写真を数多く収録。季節に彩られた吉田氏の作品グラビアも収められており、巻末には手に入りづらいドール関係の素材を購入できるショップリスト付き。ドールファン、そしてドール、人体フィギュアの創作を志す者待望の書です。

(引用:吉田式 球体関節人形 制作技法書 – Amazon.co.jp)

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書籍『吉田式 球体関節人形 制作技法書』を読んだ感想・レビュー

内容の紹介・解説

本書の著者は吉田良さんという、有名な人形作家として長年活躍されている方です。

本書ではそんなプロの技を“わかりやすく丁寧な解説”と共に、制作風景を見て学ぶことが出来るようになっています。

吉田式 球体関節人形 制作技法書 20~21Pより引用

芯材の作成から人体の各部分の構造と制作法、植毛によるヘアの作り方などが詳しく載っていますが、他の教本と比べると、“初心者向けというよりもやや中級者向け”かなぁという内容になっていると感じました。

ただ、私個人も初めて人形を作る時はこの本1冊を基に制作を始め、無事完成させることは出来たので、初心者でも十分理解出来る内容ではあると思います。

制作に使用している道具の解説も細かく載っていたり、作者・吉田良さんの作品の写真もいくつか掲載されているので、初めて球体関節人形を作る際には手元に置いておきたい1冊ではありますね。

吉田式 球体関節人形 制作技法書 94Pより引用

義眼(ドールアイ)の作り方が載っている教本は他にもありますが、本書には“義歯”の作り方まで載っているため、“人形によりリアリティを持たせるための制作法”を学ぶ上でも良い教本と言えるでしょう。

 

資料としての活用性

義眼や義歯の作り方、植毛によるヘアの作り方、完成した作品の写真がいくつも載っている等、資料としての活用性は十分すぎるくらいあると思います。

制作中の写真も大量に載っているので、初心者でもきちんと理解しながら人形作りに取り組めるかと。

 

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書籍『吉田式 球体関節人形 制作技法書』の良いところ

1:長年プロとして活躍している人の制作が見れる

著者の吉田良さんは日本の球体関節人形界を支える重要な作家の1人でもあるため、本書はそんな第一線で活躍しているプロの技術を大量の資料と共に学べるめちゃくちゃ役立つ本です。

これから初めて人形を作ろうとしている人だけでなく、すでに作っているという人でも、必ず学びになるような技やテクニックが見つかるはずなので、この1冊は持っておいて損はないかと。

 

2:ワイヤーを使った足の制作法が載っている

大体の他の教本では、手にワイヤーを入れて作り、足にはワイヤーを入れずに粘土だけで作る方法が紹介されていますが、本書には“足にワイヤーを入れて作る方法”も載っています。

吉田式 球体関節人形 制作技法書 36Pより引用

他ではあまり見れない足の制作法を学べるのは助かりますね。

 

3:義眼・義歯の作り方が載っている

本書には、オーブン粘土やガラスの半球などを使った義眼(ドールアイ)の作り方が載っています。

ほとんどの場合、義眼は簡単な材料でそれっぽく作る方法や、市販されているドールアイを使うことが多いので、このような“本格的な制作法”が知れるのはありがたいですね。

また、義歯の作り方も載っているというのが驚きです。

吉田式 球体関節人形 制作技法書 68Pより引用

義歯なんてまず他の教本では作り方など見られませんから、これ、結構珍しい資料なんですよねぇw

 

4:2種類の下地塗装方法が載っている

人形の下地塗装は大きく分けて、

  • モデリングペーストを使う方法
  • 胡紛を使う方法

の2つがありますが、本書ではなんとその両方のやり方を丁寧に解説してくれています。

吉田式 球体関節人形 制作技法書 82Pより引用

自分の制作環境に合わせてどちらかの方法を選べるので、こういった部分も教本としてはかなり優秀と言えますね。

 

5:植毛によるヘアの制作法が載っている

人形のヘアは市販されているドール用ウィッグを被せるのが主流なのですが、本書では“人形用の髪束をヘッドに接着していく”という植毛によるヘアの作り方が載っています。

こちらも他ではあまり見られない上に、プロのテクニックが学べるので、人形作りをしている身としてはかなり嬉しいんですよねぇ。

吉田式 球体関節人形 制作技法書 100Pより引用

電気ゴテを使った分け目の作り方とか、ヘッドに溝を開けて髪束を埋め込む方法とか、「すげえな…」ってなるような情報が盛りだくさんですw

 

6:完成した作品の写真が多く載っている

本書内で作られた人形の他にも、吉田良さんの過去の作品も数点、写真が載っているため、実際に出来上がった人形を見ることが出来る資料としても優秀です。

吉田式 球体関節人形 制作技法書 126~127Pより引用

人形を作らなくても、ファンとして作品を見たいという理由で購入しても良いかもですねw

 

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書籍『吉田式 球体関節人形 制作技法書』の微妙なところ

1:発泡スチロールによる芯材作り

本書で紹介されている人形の芯材の作り方には、発泡スチロールを使った方法が紹介されています。

吉田式 球体関節人形 制作技法書 13Pより引用

確かに発泡スチロールを使うと芯材の時点である程度細かいディティールを表現することが出来たり、発泡スチロール自体が非常に軽くて扱いやすいなどのメリットがありますが、実は発泡スチロールで芯材を作るのって“めちゃくちゃ面倒くさい”んですよw

発泡スチロールをカッターでカットして、やすりで人形の形に整えていくと、部屋中が発泡スチロールのカスだらけになってしまうんです。

しかも静電気が発生してしまい、掃除するのも大変……w

著者・吉田良さんのようなプロの作家さんは“アトリエのような制作所”があるので、そのようなところならば、発泡スチロールを扱っても問題はさほど無いと思いますが、一般家庭ではそうはいきません。

なので、まあ、これは本書の微妙なところというわけではありませんが、発泡スチロールで芯材を作る方法は一般的な環境、普通の部屋で行う方法としてはオススメ出来ないかなぁ、という感じなんですよね。

なので、芯材に関しては『はじめて作る球体関節人形』という別の教本に書いてある、“段ボールと紙粘土”を使った作り方をマネしたほうが良いかと。

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まとめ:初心者から上級者まで幅広く学べる人形作りに欠かせない1冊

吉田式 球体関節人形 制作技法書 表紙より引用

本書は“初心者でも十分理解出来るけど、中級者・上級者でも学べることがたくさん載っている良書”という感じです。

  • 球体関節人形を作ってみたい人
  • 長年プロで活躍している作家の技が見たい人
  • 植毛でヘアを作りたいと考えている人

などにオススメの1冊ですね。

(`・ω・´)b

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この記事を書いた人
joker

重度の精神障害と発達障害、ADHD、HSP、小児性愛などを抱えている無職歴10年以上の社会不適合者。

酒に溺れながら絵を描いたり、立体物を作ったり、ブログを書くのが日課。

自殺する予定で生活しているので、ブログの更新が止まったら私が自殺したと思ってください。

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